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DHL:NesteとSAFのGHG排出削減量追跡でトライアル

DHLグループ、フィンランドのエネルギー企業Nesteは、SAF(
持続可能な航空燃料)の使用によるGHG(温室効果ガス)排出削減量を追跡するシステム“ISCC Credit Transfer System”を試験導入した。Nesteが10月6日に発表した。

同システムはマルチステークホルダーの非営利団体ISCCが航空業界関係者らと共同開発したもので、科学的根拠に基づく目標設定の方法を定義・推進し、厳格なプロセスで検証し評価する国際的な“Science Based Targets initiative(SBTi)”に沿って設計されている。

これにより、不正確なSAF取引や、SAF使用量とGHG排出削減量の誤った二重計算のリスクを軽減できるようになる。

DHLグループのサステナビリティーレポーティング&コントローリングのシニア・バイスプレジデント(SVP)を務めるKlaus Hufschlag博士は「DHLグループでは、SAFを大量に使用している。SAFの使用に関連する持続可能性の透明性と信頼性を保証するレジストリがあることは、私たちにとって非常に重要だ」とコメントしている。

JapanPress  SPACE Mail News掲載